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2011年01月21日

『メソポタミアの朝』

70年代のイラクを切り取った写真集を教えてもらいました。
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『メソポタミアの朝』中村梧郎(ジャパン・プレス・サービス1978年)

1978年のイラク共和国の記録。
奇しくも私たちの知り合いの、黒姫のよしはらさんがイラクに入国したのが1977年、
井上さんが2回目のイラク滞在になったのが1978年です。

最初の戦争・・・イラン・イラク戦争が始まるわずか2年前。
「貧しくても希望があった」アラブ諸国の中で最も若々しく、女性が解放され、多民族が共生する、活力に溢れる国、イラク。

特に印象的なのは、人民兵士への取材です。社会主義の国ですと、昔のソ連のようにICBMを積んだトラックが何台も車列をなす閲兵式のようなのを想像するのですが、当時のイラク共和国が強調するのは、様々な職業の民衆が小銃を持ち訓練を怠らない姿でした。埃にまみれながらも勤勉で強い人民像・・・「典型的な社会主義リアリズム」ということもできるでしょうけれども・・。


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2010年05月22日

『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』安田純平


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出版社: 集英社 (2010/3/17)
ISBN-10: 4087205363
ISBN-13: 978-4087205367

五月十一日、昼食用に冷凍の小エビ入りのチャーハンを作ることにした。その最中、午前十一時半ごろ、床下から突き上げるような衝撃が来た。みな手を止めて顔を見合わせている。キッチンのイラク人たちによれば、ディワニヤ市内とキャンプエコーとで撃ち合いになっているらしい。

・・・・「第三章 戦場の料理人」より


 
すでに話題の本書ですが、改めて紹介します。

著者の安田純平氏は、元・地方紙記者で、
フリージャーナリストとして、2002年よりイラクを取材。
2004年4月のいわゆる「イラク日本人拘束事件」で、
アブグレイブで取材中に地元勢力に一時拘束されたものの、
解放されたことは、覚えている方も多いと思います。

安田さんは、イラクに潜入取材するために、
自らアメリカ軍に従事する「戦場出稼ぎ労働者」として雇用され、
2007年5月〜2008年2月の間、
イラク国内のディワニヤのイラク陸軍第八師団訓練基地で、
軍内の給食を扱うベクテル社の契約労働者・・・
コックとして働きました。
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