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バスラ(南イラク)の街角で。フィルムの中に三十年を眠っていたイラクの子どもたち・・・。そして今日、もっとも困難な時代を生きることを余儀なくされた者たちだ。彼、彼女らの表情は、今どんなだろうか---- 1977年

2010年09月27日

作家在廊の記(写真展3日目くらい)

初日イベント(高遠菜穂子講演会)は、ものすごい人の数にびっくり!
ふだん、インディーズ系市民運動をやっている我々はすっかり疲れてしまいました。
・・・2日目以降はのんびりやろうと、思い切り朝寝していると、
ギャルから電話が・・・お〜新しいファンが出来たのかな?

「ちょっと、どこにいるんですか?!お客さんが来てますよ!
 いまは昼ごはん休憩だと言ってあるから、早く来て!」
『かぜのね』オーナー兼マスターのHさんからの電話でした。
 
「は、はいっ!いますぐ行きます!」
あわてて飛び出てじゃじゃじゃじゃーんそんなわけで、相変わらずルーズな仲間たちではあるのですが、
ぽちぽちとお客さんも集まってきているので、せっかくなので
作家さんも来てもらいました。

みなさん、会場に入って、いきなり大きな「敷物」に怪訝な顔・・・
それを避けるように歩かれます。

「これ、イラクの地図なんですよ」というと、びっくりされます。
そう、これは、去る6月「メイキング・イマジンイラク@上桂」で作った
つぎはぎしたイラクの地図(というか衛星写真)なんでございます。

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地図の上に、余ったキャプション(写真の説明)を貼り付けて、
写真の撮影された場所を示しています。

「チグリス・ユーフラテスって、どっちがどっち?」
「こっちがイラン?えっ、違うの?こっちトルコ?あーそう」
「川幅はどのくらいあるの?」
「バグダードからバスラまで何キロくらいかな」

などと、世間話をするようにイラクの話が出てきます。

それをきっかけに、作家・吉原茂の記憶が刺激されます。
「そういえば、昔、シャットルアラブでボート遊びしていて、
 巡視艇に追っかけられたことあったな〜。密輸船と間違われたらしくて。」
「よく捕まりませんでしたね」
「うん、捕まっても何もでてこないから、安心してのんびり漕いでたら、
 向こうが勝手にエンジン止まって動かなくなったんだよね。」
 当時の密輸は、税関通過前の船から積荷を河の浅瀬に落として、それをボートで拾いに来る手口で行われていたそうで、ぶらぶらしているボートは怪しまれたのだとか。なんとも原始的というか牧歌的というか・・・。

「上空から見ると、ダムや(貯水用の)湖がたくさんあるんだね」
「上流の国々もダムを作って利用しているから、いま、(ユーフラテスの)
 イラクに流れている水量は、全体の5〜6%くらいだそうですよ」
「えっ、そんななん?それじゃあ、湿地帯も涸れるわけだね」
「イラクが混乱してるから、周りの国もいいようにやっとるんやな。業なこっちゃ」
「水争いは人類社会の永遠のテーマなんやね。」

といった具合に、話題はつきません。
これも、作家本人さんが会場にいらっしゃるおかげです。
おかげさまで、展示時間が終わった後に、打ち解けたお客さんと飲みに行くことに。

写真だけでなく、写真を撮った人の現在の風貌と人となりが、
どんどん人を虜にする吉原さんなのでした。

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