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バスラ(南イラク)の街角で。フィルムの中に三十年を眠っていたイラクの子どもたち・・・。そして今日、もっとも困難な時代を生きることを余儀なくされた者たちだ。彼、彼女らの表情は、今どんなだろうか---- 1977年

2010年06月07日

Collective Parasol メイキング・イマジンイラク2日目

6月6日、上桂は本日も晴天日和!
というわけで、本日も『メイキング・イマジンイラク』第2日目を迎えました。
今日の主な仕事は、パネル展示の設営・キャプションの作成と、イラクの地図作り!
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私たちはイラクを知らない・・・イラクで撮られた写真が、具体的にどこでどんなところなのか、想像もできない。だったら、まず地図とか歴史とか、手近なところからイラクを知ろうよ!ということで始まった、この思いつき企画は、大成功でした。


イラクの地図はどうやって作るかというと、グーグルアースでイラクの空中写真を取ってきて、用紙にプリントアウトしたものを、つなぎ合わせて貼る!・・・という、ひたすら地味な作業です。拡大印刷して貼り合わせ作業をすることで、イラクの地形や地名、それぞれの距離感や緑が多いか少ないかといったことが、実感として伝わってきます。


そう、まさに「想像力は、頭ではなく、手を動かすところから!」
午後になると、参加者もどんどん増えて、交流を深めてくれました。

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嬉しいのは、来てくれた参加者の方々や、近所の人たちが、「イラクの写真展やいうから、どんなんかと思ってたら、とても穏やかな写真で・・・」と仰ってくれることです。なんだかホットな気持ちになります。


Collective Parasolの管理者・なかじまさんが記しておられるように、
「今回修繕した写真は、混乱したイラクの現在がイラクのすべてではないということを知ってもらうために沢山の場所で展示されてきました。
そんなわけで、パネルやキャプションは修繕が必要な状態だったりして、そのためには結構な時間や労力が必要になるのだけど、その労力をいろんな人に提供してもらい、展示される写真って、なかなか幸せだろうなと思いました。」


・・・というのは、本当にありがたい気持ちで、写真提供された人たちへの最大の謝辞であり、主催者として涙を流して感謝申し上げる次第です。

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イマジン・イラクの企画を続けて1年が経ちますが、そこここで、多くの無名の人々のやさしさに触れるたび、写真提供者のみなさんの想いが確実に伝わっていることをひしひしと感じます。私は、かすかな力を提供する「舞台回し」に過ぎませんが、いつかこの物語の大団円を描いてみたいと思っています。






最後に。セルジュク朝の生んだ伝説的な数学者・暦学者にして詩人のオマル・ハイヤームにちなみ、しばしの間、繰り言を何卒お許しください。


たとえ国が異なっても、何処に住む、何れの人も、みな明日に望みを持ち、子どもたちの成長を願い、ささやかでも穏やかな暮らしを望んで生きている・・・そんな当たり前のことを「信じてはいけない」と言われたら、あなたはそれを肯うでしょうか。

かつてメソポタミアに幾千歳をかけて育まれ、健やかな眼差しを旅人に惜しみなく向けたイラクの人たち・・・この、いまどんな生を送っているかも知れない、写真の中に留め置かれたイラクの人々を見ても、あなたはそう言い切れるでしょうか。

想像してみてください。世界中のあちこちで、同じように不条理に苛まれる人々・・・その中に、あなたが含まれないという保証もないのです。

あなたが、やさしさや、おだやかな生を蔑ろにし続ける限り、私は祈り続けることを止めません。

あなたの「掟」を破らなかった者がいるだろうか
罪のない人生など なんの味があろう
私の悪事を もし悪で罰するなら
あなたとわたしの間に どんな違いがある

オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』


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